仕事がしんどくなる理由は、
忙しさや能力不足だけではありません。
多くの場合、
「正解を探し続けていること」そのものが原因です。
会社にいると、
正解があるような顔をした判断が、毎日のように飛び交います。
上司の言う正解
会社が求める正解
評価される正解
それらを探し続けているうちに、
仕事は少しずつ苦しくなっていきます。
ー
正解は、あとから正解になる
現場を振り返ると分かりますが、
最初から正解だった判断など、ほとんどありません。
当時は迷い、
情報も不十分で、
それでも選んだ結果が、
あとから「正解だったように見えている」だけです。
にもかかわらず、
サラリーマンは仕事の最中に
「今この瞬間の正解」を探そうとします。
これが、思考を止める原因になります。
ー
正解探しが奪っていくもの
正解を探しているとき、人は判断していません。
他人の判断を待っている状態です。
上司はどう言うだろうか
前例はあるだろうか
評価は下がらないだろうか
こうした問いが増えるほど、
自分の頭で考える余白は減っていきます。
やがて仕事は、
「間違えないための作業」に変わってしまう。
ー
プロは、正解ではなく判断を持つ
サラリーマンのプロは、
正解を探すよりも
「判断を引き受ける」ことを選びます。
この判断は、完璧ではないかもしれない。
失敗するかもしれない。
それでも、
「自分が選んだ」という感覚を手放さない。
この感覚があるかどうかで、
仕事の重さは大きく変わります。
ー
判断は、小さくていい
判断というと、
大きな決断を想像しがちですが、
実際はもっと小さなものです。
この仕事を、どう受け止めるか
どこまでを自分の責任とするか
今回は、何を学び、何を手放すか
こうした小さな判断を、
日常の中で積み重ねていく。
それだけで、
仕事との向き合い方は確実に変わります。
ー
正解を探すのをやめた日
私自身、
正解を探すのをやめたことで、
仕事が急に楽になったわけではありません。
ただ、
「苦しさの質」が変わりました。
評価や空気に振り回される苦しさから、
自分の判断を引き受ける緊張へ。
この違いは、
想像以上に大きいものです。
ー
最後に
正解は、
誰かが用意してくれるものではありません。
判断した結果を、
あとから自分で引き受ける。
それだけです。
正解を探すのをやめた日から、
仕事は「当てるもの」ではなく、
引き受けるものに変わります。
ー
ー
編集後記
この記事で書いている内容は、
私自身が31年間、BtoB営業と営業マネジメントの現場で経験し、
悩み、反省し、考え続けてきたことそのものです。
なぜ、今この仕事をしているのか。
何を大切にし、何を伝えたいのか。
その背景については、こちらに正直に書いています。
▶ 私がこの仕事をしている理由

営業やマネジメント、組織のあり方について、
同じような違和感や課題を感じている場合は、
こちらもご覧ください。
▶ JSMについて(プロフィール・支援内容)

ー
ー


コメント