上司には二種類いる― 事業家と調整屋 ―

サラリーマンのプロ

私は長いサラリーマン人生の中で、
一つの構造に気づきました。

上司には、大きく二種類いる。

① 事業家タイプの上司

この人は、
仕事で成果を出すことを最優先に考える。

・戦略を描く
・数字で語る
・前に出る
・責任を負う

そして何より、

「こいつに任せたら成果を出すか」

ここで部下を見る。

期待値で引き上げる。

チームで勝てるかどうかを見る。

自分の後継者になれるかどうかを見る。

こういう上司に私は買われた。

だから私は伸びた。

② 調整屋タイプの上司

もう一つのラインがある。

組織の中でうまく立ち回る人。

・上司の顔色を見る
・上に良い報告をする
・波風を立てない
・自分が責任を負わない

そして部下を見る視点はこうだ。

「こいつに言えば何とかなるか」
「自分の顔を立ててくれるか」

業績ではない。

上司に向いて仕事をする部下を評価する。

だからこのタイプの上司は、
調整屋タイプの部下を引き上げる。

チグハグが起こるとどうなるか

事業家の上司のもとに調整屋の部下がいると、
評価されない。

調整屋の上司のもとに事業家の部下がいると、
潰される。

これは相性の問題ではない。

価値基準の違いだ。

私が「3割」と言った意味

私は、尊敬できる上司は3割だったと言った。

あの3割は、
事業家タイプだった。

あとの7割は、
上を向いて仕事をしていた。

だから私は、
事業家タイプの上司にだけ頭が上がらなかった。

調整屋タイプの上司には、
きつく当たった。

ここが、私の人生の構造だ。

サラリーマンのプロとは

サラリーマンのプロとは、

上司がどのタイプかを見抜き、
自分がどのラインで生きるかを決める人。

どちらが正しいかではない。

ただし、

自分がどのラインに立つかは、
覚悟の問題だ。

 

編集後記

この記事で書いている内容は、私自身が31年間、BtoB営業と営業マネジメントの現場で経験し、悩み、反省し、考え続けてきたことそのものです。

なぜ、今この仕事をしているのか。
何を大切にし、何を伝えたいのか。
その背景については、こちらに正直に書いています。

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