若手社員へのメッセージ

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【若手社員激白】2人に1人が「今の会社で働くのは5年以内」、7割が「出世(管理職)は目指さない」

こんな調査結果が発表されました。私も元組織マネージャーであり、3人の子どもが全員若手社員として企業に勤めています。また、コンサルタントとして企業の若手社員育成にも取り組んでいます。このことについて考えてみたいと思います。 「若手社員としてこうあるべきだ!」と声高に主張すると、価値観を押し付ける頑固な旧時代の上司になってしまいます。一方で、ただ「そうだね、そうだね」と迎合するだけでは、無責任な態度に映るでしょう。

 

今の会社で働くのは5年以内

「5年以内」という数字に限定はできませんが、私が前職でいた時、実際に新入社員が「いずれ転職するつもりだ」と話していたのを覚えています。どのタイミングで転職するかは人それぞれですが、その新入社員の肌感覚では、9割の同期入社の社員が同じように考えていたと言います。彼らは「いろんな仕事をしてみたい」という思いを持ち、柔軟なキャリア観を持っているように見えます。

私が1990年に入社した当時は、「せっかく入社できたのだから、定年まで働き続けたい」と考えるのが当たり前でした。しかし、私自身も定年前に自主的に早期退職し、他の多くの人々も会社の都合で退職を余儀なくされる時代になりました。

当時は「入社した会社を辞める」という発想がなく、一度辞めると再就職が難しい状況でした。 現在では、「どうせ再就職できる」という前提の甘い就業環境が若手社員の考え方に影響していると感じます。

この状況は、少なくとも労働人口不足が続く間は持続すると予想されます。しかし、未来は予測不能です。例えば、5年後に日本の経済状況が大きく変わり、就職先が限られる可能性も否定できません。転職を前提とした働き方が続けられるかは、その時の環境次第です。

その意味で、どうせ再就職ができるだろうという見通しの下、辞める前提で働くというのは考えが甘いのではないでしょうか。最初からそんな考えで仕事をしていれば、嫌な仕事や人間関係から逃げたり、腰が引けた仕事ぶりになるのではないかと思います。それでは成長しないし、次の会社でも同じことを繰り返すことになるでしょう。

結果的に辞める決心をするタイミングがあるとしても、それまではその会社で骨をうずめるつもりで逃げずに、必死で仕事に取り組む必要があると言っておきます。そしてもし再就職しても、前職での経験とスキルが次の職場で本当に通用するのかも疑問です。その時はまた新社会人のつもりで、新入社員として謙虚に必死で頑張る必要があります。

 

転職前に考えるべきこと

転職を考える際、重要なのは前職での働き方です。

  1. 全力で取り組む: 現職で成果を出し、スキルを磨くこと。
  2. 失敗を恐れない: 失敗を糧に次の成功を目指す姿勢。
  3. 成果を出すプロセスの重要性: 成功体験も失敗経験も次のキャリアの財産となる。

新しい職場では、前職での経験を最大限活かしつつ、一から学ぶ姿勢を持つことが大切です。

企業の課題

多くの企業は新入社員の成長を投資期間と捉えており、5年でやっと一人前と認められる段階に達します。その時点で退職されるのは、企業にとって非常に大きな損失です。

最近では、初任給を30万円に引き上げる企業も見られますが、これは優秀な人材に長く働いてもらうことが前提です。しかし、5年で辞められてしまうと企業にとっては非常に非効率です。こうした状況を防ぐために、例えば「10年間は辞められない」などの条件を設けるべきだという意見もあります。ただし、これは法律的に難しいため、何らかの工夫が求められます。

エンゲージメントの向上が鍵

企業は、採用後に社員のエンゲージメントを高める努力が必要です。「この会社で働き続けたい」と思わせるための職場環境や制度の整備が、企業としての競争力を左右します。

転職を考える社員にとっても、「働く」とはどういうことかを再考する必要があります。私自身、31年間勤めた会社を退職した後は、再就職を考えませんでした。新しい環境での適応や上司との関係構築を一から始めることを選ばなかったのです。  自分に合った働き方と言うのは早い時期に考えることも大切です。

 

出世(管理職)は目指さない

調査では、若手社員の7割が「出世(管理職)を目指さない」と回答しています。企業側としては、次世代リーダーとして社員を育てたい意向があるものの、これに反する現実があります。私の前職でも「課長になりたくない」という若手社員が多く、特にリーダークラスの社員がマネージャーの職務を敬遠する傾向がありました。

その理由として、転勤や単身赴任の負担が挙げられます。マネージャーの立場では家族の事情が考慮されず、頻繁な異動があるため、多くが単身赴任を余儀なくされます。 私自身、14年間マネージャー職を務めましたが、そのうち11年半は単身赴任をしていました。そのため、子どもたちの成長期にはほとんど家にいられず、家族との思い出を十分に作れなかった後悔があります。これを理由に管理職を目指さないという選択は理解できます。

 

マネージャー職の魅力と可能性

とはいえ、管理職には成長や貢献の喜びがあります。影響範囲が広がり、組織全体に良い影響を与えることができる点は大きな魅力です。また、物心両面で豊かな人生を築くためには、管理職として挑戦する価値もあります。

若手社員に伝えたいのは、「管理職は特別な役割を担う名誉ある立場だ」ということです。選ばれた人しかなれない立場であり、そのチャンスを活かしてキャリアを広げる意識を持ってほしいと思います。

私は、ぜひ若手社員にも、家族の幸せを含めて人生を豊かにし、会社と社会に大きく貢献するマネージャーを目指してチャレンジしていってほしいと思っています。

  

 

 

 

 

[データ元]株式会社識学(東京都品川区)は、このほど「働く環境」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、若手社員の2人に1人以上が「今の会社で働き続ける期間は5年以内」と回答したことがわかりました。また、「管理職は目指していない」が約7割に及んだそうです。 【調査結果】若手社員が「出世を目指さない」理由 調査は、全国の20~35歳の会社員・公務員638人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。 まず、新卒就活時に企業を選ぶ際、「最も重要視していたこと」を聞いたところ、「業務のやりがい」(28.1%)が最も多く、次いで「福利厚生の充実」(25.2%)、「ワークライフバランスの充実」(23.0%)が続きました。 その後、実際に働くなかで「重要と感じる環境」についても聞いたところ、就活時に最も重要視していたことでは3位だった「ワークライフバランスの充実」(34.5%)が1位となり、次いで「福利厚生の充実」(24.8%)、「業務のやりがい」(17.9%)という結果になりました。 また、「就職前と後で重要視するポイント(環境)が変わった」と答えた人は全体の42.5%。そこで、「会社に対して重要視するポイントが変わったことで、転職を考えたことはありますか」と聞いたところ、「考えたことがある」(77.1%)と答えた人は8割近くに上ることがわかりました。 次に、「今の会社で働き続ける期間」について尋ねたところ、「5年以内」(41.2%)が最も多く、次いで「10年よりも先」(28.8%)、「1年以内」(15.0%)が続きました。 さらに、「出世(管理職)を目指していますか」という質問には、全体の71.0%が「目指していない」と回答。 そこで、「出世(管理職)を目指している」と答えた185人にその理由を教えてもらったところ、「給与が増えるから」(61.6%)が圧倒的に多くなったほか、「自分の成長に繋がる」(37.8%)、「より重要な仕事に携われる」(35.7%)といった意見も挙げられました。 一方、「出世(管理職)を目指していない」と答えた453人の理由としては、「責任が重くなる」(47.9%)や「ワークライフバランスが崩れる」(43.9%)などに回答が集まったほか、「出世欲がない」(40.6%)という意見もみられました。  

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