10. 抽象化とフレームワーク思考
ビジネスモデルや伝える内容の抽象化
→全体をフレームワーク化・型化する発想
● ポイント
ビジネスモデルや成功パターンの抽象化
シンプル化・型化して伝える(=ノウハウ共有や再現性を高める)
● ご本人の言葉
サービスとしては10までやるあそうですなるほどなんだけど1か2どれを優先順位としてしますかと。で優先順位の1か2だけに絞ってそれを素給してそれに得点としてあと8ついてるの方がいい
顧客理解ってそもそも1か2しかできないのに10こっちアウトプットしても顧客が絶対理解できるはずないし迷う判断を作っちゃうことになるからだったら1か2しか出さない方がいいよねっていう結論だったんですよ
● 解説
物事を「型」としてまとめることで、社内・社外問わず理解しやすくなる
情報量は最小化し、優先順位を明確にすることで“選ばれる理由”を作る
「抽象化とフレームワーク思考」──“伝わる・選ばれるビジネス”をつくるために
ビジネスの現場で、いくつもの課題や意思決定に直面するとき、情報やサービスの“量”ではなく、“本質”をどう伝えるかが勝敗を分けます。その鍵が「抽象化」と「フレームワーク思考」です。
■ 「10の価値」より「1つか2つの強烈な魅力」
例えば、あなたの会社が10もの素晴らしいサービスや強みを持っていたとしても、それを全部顧客に伝えれば伝えるほど、相手は迷い、印象がぼやけてしまう――これは多くのビジネスマンが陥る“良かれと思ったサービス過多”の罠です。
今回ご紹介するのは、「伝えるのは“1か2”に絞れ」というスティーブ・ジョブズ的な考え方。
実際の発言にもこうあります。
サービスとしては10までやるあそうですなるほどなんだけど1か2どれを優先順位としてしますかと。で優先順位の1か2だけに絞ってそれを素給してそれに得点としてあと8ついてるの方がいい
顧客理解ってそもそも1か2しかできないのに10こっちアウトプットしても顧客が絶対理解できるはずないし迷う判断を作っちゃうことになるからだったら1か2しか出さない方がいいよねっていう結論だったんですよ
つまり、「全部アピール」ではなく、“この商品ならでは”の本質的な魅力を1つか2つにまで削ぎ落とし、それ以外の価値は「おまけ」「裏メニュー」として潜ませておく。“選択の迷い”を顧客に与えず、分かりやすく、記憶に残す”――これが、現代ビジネスにおいて“選ばれる側”に回るための鉄則なのです。
■ なぜ抽象化・フレームワーク化が重要なのか?
「抽象化」とは、複雑な現象・仕組み・ノウハウを**“型”や“ひとことで伝わる構造”**にまとめ直すことです。
フレームワーク化はその具体的手法で、誰でも同じステップを踏めば再現できる“型”に落とし込む作業です。
ビジネスのあらゆる局面で、これが求められる理由は大きく2つあります。
他人に“伝わる”ため
社内・社外問わず、多くの人にビジネスの価値や仕組みを説明する機会があります。
その際、細かい情報を10伝えるよりも、「これがウチの強みです」「この仕組みはこうなってます」と端的に抽象化して伝えることで、相手は“理解しやすく、共感しやすく、動きやすく”なります。
再現性・拡張性を高めるため
成功体験やノウハウも、そのままでは「属人芸」で終わってしまいます。
しかし、「型」に落とし込むことで、他人がマネでき、組織で共有でき、さらには他事業や他分野にも応用できます。これがスケールする組織・事業の必須条件です。
■ ビジネス現場での「抽象化・フレームワーク思考」の実践
たとえば、営業ノウハウを例にしましょう。
新人指導の場で「お客さまに誠意を持って接しろ」「相手の話をよく聞け」と精神論を語っても、属人的で曖昧です。
ここで、「ヒアリング→提案→クロージング」という営業プロセスの型を抽象化し、さらに「ヒアリングはFOCA(Fact・Opinion・Change・Action)」というフレームワークで具体化すれば、誰でも再現・改善が可能になります。
これはまさに、
物事を「型」としてまとめることで、社内・社外問わず理解しやすくなる
情報量は最小化し、優先順位を明確にすることで“選ばれる理由”を作る
というご本人の主張とも一致します。
■ 「抽象化」「フレームワーク」は“削る”技術
ここまでの話を要約すれば、ビジネスの本質は「付け足す」より「削る」にあると言えます。
10の魅力も、最終的には「1つか2つの“核”」にまで削ぎ落とす――そしてその核こそが、顧客の心に強く届く“ブランド”となり、社内外で“共通言語”として流通します。
■ まとめ
サービスが多い方がお客さんが満足するんじゃないと思うじゃ。でもそれはスティーブジョブスの判断としてはやらないって判断だったんですよね。
この言葉の通り、本当に伝えるべきものは「1か2」に絞り込むべき。
抽象化とフレームワーク思考は、“選ばれるビジネス”の根幹であり、再現性・成長性・ブランド力のすべてに直結する――
ぜひ、明日からの現場で「何を削り、何を型にするか?」という問いを立ててみてください。
サマリ
独自性・差別化戦略:「わかりにくいこと」が強み
ブランド・価格戦略:比較されないポジション作り
3年ライフサイクル:初動で圧倒的独自性を磨く
マーケ起点発想:逆算思考で事業設計
“定番”ブランド化:流行らせずに定着を目指す
徹底的な改善サイクル:顧客の声→即改善
AI/外部知見の活用:多角的視点とアウトプットの優先順位
動画・コンテンツ戦略:継続性と“山場”の設計
事業継承・仕組み化:仕組みで回る会社づくり
フレームワーク・型化思考:情報の削ぎ落としと伝え方
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