両立させたいなら、評価を分けよ

0.営業の理解

「深化も探索も大事だ」

これは正しい。

だが、同じ物差しで測っている限り、
両立は起きない。

なぜ両立できないのか

既存事業は、

・規模が大きい
・安定している
・再現性が高い

一方、探索は、

・小さく始まる
・不確実
・成果が遅い

この二つを、
「売上規模」だけで評価した瞬間、
勝負は決まる。

探索は必ず負ける。

問題は人ではない

よく言われる。

「挑戦する人材がいない」
「新規をやりたがらない」

違う。

制度がそうさせている。

リスクを取っても評価されない構造で、
誰が挑戦を続けられるか。

設計を分ける

もし本気で両立させたいなら、

評価軸を分けるしかない。

深化には深化のKPI。
探索には探索のKPI。

深化は規模と効率で測る。
探索は仮説検証の質と進捗で測る。

成果の絶対値ではなく、
挑戦の質と再現性で測る。

役割も分ける

もう一つ必要なのは、役割の明確化。

既存を守る人と、
新規を切り拓く人。

両方を同じ人に背負わせると、
必ず既存が優先される。

人は合理的だからだ。

だから役割を分ける。
評価も分ける。

ここまでやって、
初めて両利きは機能する。

営業組織に当てはめると

営業現場で起きていることは同じだ。

・既存大口顧客担当が出世する
・新規開拓担当は数字が小さい
・評価は売上規模中心

この構造では、
探索型営業は育たない。

だから属人化する。
だから再現性が生まれない。

本当の問い

営業手法を変える前に問うべきは、

あなたの組織は
挑戦を評価する設計になっているか。

ここを変えずに、
「営業を強くしたい」は実現しない。

だが設計を分けただけでは、動かない現実もある。

 

 

編集後記

この記事で書いている内容は、私自身が31年間、BtoB営業と営業マネジメントの現場で経験し、悩み、反省し、考え続けてきたことそのものです。

なぜ、今この仕事をしているのか。
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その背景については、こちらに正直に書いています。

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